【オンラインレッスンコラム:ボーカル】歌うことで分泌される幸せホルモン達 - 歌う時、脳内では何が起こっているの??
こんにちは!
今回は私、NAOKOによる“音楽と脳の関わり” シリーズ第二弾をお届けします。
シンガーの視点からのジャズの楽曲のお話や技術的なコツなどなど…お伝えしたいことはたくさんあるのですが、それらをお話しする前に、ちょっとした小話としてお読み頂けましたら幸いです😊
第一弾はこちら↓
「音楽と脳の関わり」
—————————————————————-
「歌うことで分泌される幸せホルモン達 - 歌う時、脳内では何が起こっているの??」
さて、前振りもなく本題にいきたいと思うのですが…😊
前回の記事にて、現代のストレス社会において
音楽が及ぼす様々な良い影響について触れました。
今回はそのうちの、
一人で思い切り歌うのと、
大勢で合唱するのとでは
脳内に分泌される幸せホルモンの種類も異なる
という視点から、ではそもそも歌っている時、
私たちの脳内で何が起こっているの?と言う点について ざっくり、
どういったものが分泌されて、それによってどんな気分になっているのか
について少し掘り下げていきたいと思います。
正確には独唱時と合唱時で全く異なるわけではなく、また諸説ありますが…
まず、例えば一人でカラオケで思い切り歌った場合
セロトニンやドーパミン、エンドルフィンといった
脳内ホルモン(厳密にはホルモンではなく神経伝達物質)が分泌されます。
セロトニンは活発な時に優位になる”交換神経”と、
リラックスしている時に優位になる”副交感神経”のバランスを調整してくれ
ドーパミンはやる気を促して幸福感を上げてくれます。
エンドルフィンは、”脳内麻薬”とも呼ばれる、鎮痛作用や高揚感、多幸感を与えてくれる、
それぞれ大切な役割を担う神経伝達物質です。
これはつまり、一人で歌っている時は
自立神経のバランスが安定しやすい状態で、
なおかつ幸福感を感じられ、さらには痛みやストレスを忘れ、心が高揚していく…
といった具合で、
「何かよう分からんけど楽しい!」「スッキリしたわ!」「もっと歌いたいやんか❣️」
と言う気持ちになったりするのですね。
(突然の関西弁 笑。ちなみに著者は 現在関西在住。)
そして、誰かと声を合わせて一緒に歌うときには、さらに
オキシトシンが分泌されると言われています。
オキシトシンは、「幸せホルモン」とも呼ばれており、
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
優しい気持ちや幸せな気分にさせてくれる作用があります。
ママが赤ちゃんに触れたり授乳やスキンシップなどの際分泌される別名”愛情ホルモン”、
実は合唱するときにも、このオキシトシンが分泌されるそうです。
なので、誰かとハモって歌ったり、合唱する時には
不安や恐怖が薄れ、幸せな気分になり、
他の人への信頼感が増し、絆を深めたいという気持ちが高まり
「何かよう分からんけど、みんな(一緒に歌っている人達)めちゃ信頼できるし
めっちゃ安心するねん! 幸せやわ😍」
と言う気持ちになったりするわけなのですね。
歌うことだけでも これだけの様々な神経伝達物質が分泌され、心身に良き影響がありますが、
加えて楽器を演奏するとなると、さらに奥が深い、素晴らしい影響が沢山です🤗
(気になる方は「楽器演奏 脳への影響」などでググって見てくださいね。)
音楽は、文字が生まれるより前から存在していると言われています。
文字も私たちの生活に不可欠ですが、それよりも音楽が先だった、
というところが少し驚きですね。
それは、音楽が”娯楽”というよりももっと
私たちにとって日常的な、身近な存在であることを
意味しているような気もします。
さてさて、そんなわけで、音楽。
「脳サプリ」くらいの呼び名で呼びたくなってきませんか?
(あっ、言いすぎです?スミマセン)
聴くだけに留めておくのはもったいない✨
レッスンを受けるまではいかなくとも
ご自分の好きな歌を歌ったり
昔弾いていた楽器を気ままに演奏してみたり…
リラックスして続けられる範囲で
是非 日常に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
そうです。最終的には音楽のススメ。でした(笑)
—————————————————
さて次回は母親視点から、子を持つ親として気になる
“音楽が与える子供への影響”について見ていきたいと思います。
第一回でも少し触れましたが、
大人以上にとんでもなく良い影響があるのです…!!!
またまたちょっとした小話程度の記事となりますが、
おすすめブログなどもご紹介させて頂きたいと思っています。
是非ぜひ御一読下さい🤗
最後までお読み下さり有り難うございました💕
————————————————————
◆無料体験レッスン受付中◆