【オンラインレッスンコラム:ドラム】スティックコントロール

今回は、世界を舞台に活躍するドラマー 大村亘先生が、自由に綴って下さったシリーズの第二弾です☺️

第一弾の記事はこちら↓↓

【オンラインレッスンコラム:全般】練習と音楽を楽しむバランス

今回は、世界を舞台に活躍するドラマー 大村亘先生が、自由に綴って下さったシリーズの第一弾です☺️なかなか自分の理想に近づけないもどかしさ、楽器や歌を…



表題の内容を、とても分かりやすくシンプルに解説して下さっています。日々無意識にやってきたことを ふと見直すと、意外に大きな変化に繋がる事がありますよね。

それでは、お楽しみ下さい♬♬

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スティックコントロール

ドラムスティックを握る時、正しく握れているのか、悩む人多いのではないでしょうか?

基本的にグリップは左右対象、手の甲が上に向いた『ジャーマングリップ』。

左右対象、親指側が上を向いた『フレンチグリップ』。

片方(右利きの方は右手がジャーマンと同様)、左手はスティックの端を親指と人差し指の間に通し、そこから斜め45°に中指と薬指の間に向かって通してあげる、『レギュラーグリップ』。

どれを使うかは本人の自由なのですが、上手くコントロールする要素に共通点が一つあります。

それは、重力に抗わない事。

スティックはドラムやシンバルの打面に当てる事により太鼓から音を出す道具となりますが、もちろん鳴っているのは太鼓の打面でありスティックではありません。(もちろんスティック同士を当てて音も出せます。)

この時、スティックを先ず自然に打面に落とす感覚を基礎練習として身につける、または身で感じることが重要です。

多くの人は、手首や腕の動作から生まれる『自分の力』によって叩きに行こうとしている。もちろんこの、自分の力を活用する事も大事なのだが、重力の法則に従いスティックそのものの重量を利用し自然に跳ね返って来る感覚を身につけて欲しいものです。ボールを空に軽く投げてそれが地面に何度か跳ねながらおさまるイメージ。これを上手くコントロールするためには、スティックのどの部分が理想の支点なのか、どれくらい脱力すればスティックの『自然な跳ね返り』をフルに体感出来るのか、を観察する必要がある。

地味な練習ではあるが是非お試しして欲しい。

利き手とそうでない手の感覚の違いにも注意を払って欲しい。

初心者でも上級者でも些細な気付きに出会うと思います。

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大村亘

大村亘 - ko omura - ドラマー / タブラ奏者 / 作曲家 Profile - プロフィール - 東京都生まれ。アメリカとオーストラリアで育つ。シドニー大学、シドニー音大ジャズ科に…

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