【オンラインレッスンコラム:サックス】音程(ピッチ)のお話し
今回は、有名メジャーアーティストのコンサートやレコーディングに数多く携わり、その色気たっぷりの音色で人々を魅了する松田靖弘先生(詳しくはプロフィール欄をご覧ください)による"サックスレッスンコラム"第一弾です☺️
とても穏やかでチャーミングなお人柄の松田さん。コラムではまた違う一面が見れるかも・・・?!
それでは、お楽しみ下さい♬♬
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サックスレッスンコラム
こんにちは!サックス講師の松田靖弘です。
日頃いろいろなトラブルパターンを発見し処方箋をお渡しするようなクリニック的な内容と音楽を紹介して理解を深める音楽的な内容で生徒さんへの指導を楽しくやらせていただいてます。特にレッスンでこんな事やってますみたいなネタバレ的な情報とかもつぶやいてみます。
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音程(ピッチ)のお話し 1
ピッチが良くなるとサックスの技量がはじめて社会的に認められる。どういう意味でしょうか?
ピッチが良くないと周りの人、他の楽器と音が合わないので気持ちよく合奏できない。ピッチが良いとお友達が増えますよという意味になります。
サックスという楽器の難しいところといえば音程(ピッチ)ですね。管楽器類の全般にわたり厳密にいえば音を出す前にどんな音程がなるのかわからない状態で演奏する楽器なんですね。しかしこれは発声とも同じ。ピッチが定まっているピアノがうらやましい。
ピッチコントロールをあまり考えずにサックスを吹くと(チューニングの良し悪しも関係しますが)最初からずれやすいポイントは大体決まっています。
演奏者はそのポイントを補正しながら吹かなくてはいけないので日頃から吹奏楽なりバンドで演奏される方はもちろん気をつけて演奏しているでしょうし、ひとりでカラオケにしか合わせない方も同様にチューニングメーターなども参考にしながら正しいピッチ感覚を養っていく必要があります。
では、それを放置するとどうなるかというと日頃、楽器自体が悪いピッチで演奏され続けるとそのポイントが演奏者好みで引っ張られて「音痴な状態」で固定されてしまうのです。ピッチが良いと言われているセルマーやヤマハのような値段の高い楽器でもダメダメピッチになるから全く不思議なことです。
レッスンでそのような楽器に出会ったときは正しいピッチはこちらですとばかりにバカみたいに大きな音で鳴らしてあげてツボを思い出させてあげるか、それでもダメなら修理屋さんに持って行って再調整するとクセが直ったりしますので心配は要りませんが、やはり調教は大事ということです。
サックスを吹いていると良い音色に酔ってしまい音程のことを忘れて吹いているなんてこと結構ありますから気をつけてくださいね。ではまた。。良い音楽ライフを!
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(第二弾へ続く!!)
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